おのぼり三国志―中国資料館―

各タイトルはAmazon.co.jpへのリンクになっております。
管理人は好き勝手に感想かいておりますので、
他の方の普通の書評を読みたい方はどうぞ。
中国の水郷都市―蘇州と周辺の水の文化

陣内 秀信(著), 木津 雅代(著), 高村 雅彦(著), 阮 儀三(著) 鹿島出版会

 ちょっと気が向いて、本屋さんの歴史じゃなくて建築コーナーをうろついてて見つけた本。
さっすが鹿島!といいたくなるノリ。
中国江南地方(周荘や同里、朱家角などの水郷鎮)の都市や個々の建物の平面図、立面図、断面図、パースその他が満載。
町の中歩いているような気になります。楽しい。

長江文明の探究―森と文明の旅  梅原 猛(著), 安田 喜憲(著), 稲盛 和夫 竹田 武史 新思索社

 5、6000年前の長江流域文明の考古学調査の成果をまとめた本。写真・図版はきれいなものが多く、全てカラー。文章も対談形式が多く読みやすい。
調査の結果についても、例のねつ造事件などをふまえた慎重な語り口が好感度大。
気候変動だ年縞だとかなり科学的なお話も多く、歴史話だけと思って読むと面食らうかも。

 よくある漢代の画像石の本ですが、その他の出土品や現在の地方で見られる農具の写真なども掲載していて、鋤の時代による変遷図、織り機の復元図、博局の詳細図などマニアック心がくすぐられます。

  どちらも清代だけれども当時の風俗をまとめた本。図版がいっぱい、いや図版ばかりで楽しい本。
(ちなみに全部品切れ)
服飾から家具、風物まで色々。
ここに載ってるお店の看板の実物を
奈良の天理参考館で見ることができます。
わたしは以前に催された特別展で見たのですが、色々な看板が模擬店に飾られている様子はとても楽しかったですよー。

中国の稲作起源 (人類史叢書)  
陳文華・渡部武 編 六興出版

 お奨めしようと思ったらもう売ってなかった。(またか)
出土文物や書籍、現在の農作方法から、稲作起源や漢代の農耕方法を探る本。
農耕関係の画像磚や文物などの写真ばかり集められているのがうれしい。(もちろん文章が主なので、それほど多くはないし全部白黒ですが)

 清明上河図、というと北宋時代の有名な風景画ですが、全図掲載しているわりにはかなり値段的にもお手ごろ。
伊原 弘さんというと 中国開封の生活と歳時―描かれた宋代の都市生活
特に面白いのは、"『清明上河図』をよむ"のなかで、描かれている船を解析して復元してみようという試み。
その他にも一枚の風景画のあちこちから日常のあれこれを抽出する作業がとても興味深いです。

中国古代度量衡図集  みすず書房

 春秋から明清時代までの写真集。
何の写真・・・って、お墓からの出土品や伝世品の写真です。物差とか枡とか分銅とか秤とか。
ほとんど全部白黒図版です。いや、カラーにする必要性もほとんどないでしょう。見ごたえのあるごつい本です。
ここまで測りもの類にこだわった本って見たことないです。
よくこんなの出したなあ。って買う方も買う方だけど。

 水周り機器とタイルの会社のINAXが出してる本だからかどうか知りませんが、中国庭園の鋪装にばかり着目した20cm四方サイズの本。
蘇州や上海豫園の舗地の写真と説明ばかり、つまり地面の写真ばっか載ってます。
小さな石を敷き詰めて描かれた幾何学模様はきれいで見ていて楽しいのよ。

中国社会風俗史 (東洋文庫 (151)) 尚秉和(著) 秋田成明(編訳) 平凡社

 中国の歴代民俗を記録、解説した本。管理人の溺愛する本のうちの一冊。
衣服、食べ物から生活用具、祭祀・租税・軍事にいたるまで、色々なものが文献を引用しながら解説されています。
読みごたえは物凄くありまして、今でも愛用しているのですが、如何せん、図版が三才図会からつれてきたんかいな?という絵なので、参考にするにはちょっと・・・。
中国で売られている服飾考証の図版などを参考にしながら読むのが正しい使用法ではないかと思います。
(尚秉和の原典全訳ではないようです)

東京夢華録―宋代の都市と生活 (東洋文庫)
孟 元老 (著), 入矢 義高 (翻訳), 梅原 郁 (翻訳) 平凡社

 三国志の時代ではないですけど、中国の都市の暮らしが描かれている本なので、中国生活のノリを覚えようかと思って。いいんです、わたし、宋の時代も好きだから。

中国古代の服飾研究  京都書院

 中国の服飾関係の資料(絵画、出土品など)や復元図を掲載した超豪華&大判&重い&高価本。
多分中国で出版されたものの邦訳だと思うのだが。
税抜き56311円はどう褒めたってやっぱり高い。
 先日、うちの近所の図書館でどかっと居座ってるのを見てしまいました。
 近所の図書館、いい趣味だぜ。

中国服装史―五千年の歴史を検証する  
華梅著 施潔民訳   白帝社

 中国歴代の服装と少数民族の衣服についての本。
 内容はよく中国で見かける婦女装飾などの類いのものだが、2200円のお手頃値段でコンパクトサイズとお気軽に日本で買えるところにメリットがあるかも。
 お手軽サイズなので、図版は全て白黒のスケッチで、ちょっと見にくい。文章もなるほど中国人が訳した感じで、なれるまでちょっとつらかった。

中国古代の生活史  林巳奈夫 吉川弘文館

 中国考古の出土文物から古代中国の人たちの生活を想像してしまおうという本。かなりな古代から3世紀ころまでを扱ってる本。写真やイラストが多いので、わりと気楽に読める。こんな本がないと三国志の日常生活は描けない。

書―中国古代の裁判記録   池田雄一編 刀水書房

 漢の高祖(劉邦)の時代の裁判記録。やはりお墓から出てきた資料で、一般民間人の裁判記録集というところがめずらしい。が読みたい裁判記録は16件で他は解説とかタイトルの読み方とか、あんまり興味のない内容だったので、ちょっとこの値段は高いなあ。

戦略戦術兵器事典
戦略戦術兵器事典 1 中国古代編 (歴史群像グラフィック戦史シリーズ)
戦略戦術兵器事典 (7) 中国中世・近代編           
歴史群像グラフィック戦史シリーズ 学研 

 画像がいっぱい。戦争グッズならありとあらゆるものがそろってる。武具、城、戦艦、陣など。重宝しますぜ。

 中国各地方の歴史的民居や集落を写真や地図付きで解説している本。写真は白黒の比重が大きい。建築や都市計画に興味のある人向き?

 上と同じような民居の本。が、スケッチや建築図ばかりなので、いまいちピンとこない。
 上のよりいいところは「値段が安め」なとこ。

 古代から明清時代のお城を各時代各城郭ごとに解説。郭城郭には平面図(城址周囲の地図)があるのはありがたい。が、時代地域が広すぎて、ゆっくり読む気にはなかなかなれないのであった。
新書の値段を考えれば、お買得かも。

 お墓の中から出てくる画像石(石に絵が刻んであるもの)から、当時の生活を想像してしまおうという本。画像石は漢時代のものが多いので、わたしにとっては時期的にどんぴしゃ。わりと読みやすくできていると思う。

 1972年に長沙で出土した発掘調査の全容。写真と模写も充実していて解説も詳しい。
こんな小さな本によくこれだけ詰め込んだなって感じで管理人大絶賛の一冊です。
何度も繰り返し読んだので、先日ついに本が空中分解してしまいました。
 ちなみに馬王堆漢墓とはお墓から弾力をまだ残している死体が出てきて大騒ぎになったお墓のことです。
 この人解剖したら、胃袋の中に残っていたものまで分かっちゃったんだって。すごい。
 この後、同じようなミイラは色んなお墓から出てきてるみたいで、旅行で博物館など行ったときに時々出会います。